■場所:静岡県御前崎市
■作物:かぼちゃ
■面積:2000㎡
■設備容量:49.5kW
■作付け:2月
■収穫時期:7月(例年)
2016年2月 作付け
かぼちゃは水稲と同じく一般的に日射が必要な作物とされています。
そのため、日射の確保は水稲と同程度になるよう設計されており、生育に必要な日射量を確保できるようにしております。
7月の収穫では、周辺収量8割以上の維持ができるか、そして品質は通常の物と比べ異なるのかなど、調査・研究データの集積を図っていきます。
2016年5月
花も咲き、順調に生育しているように窺えます。
2016年6月
実が付き、日に日に成長しています。
こちらでもお伝えしましたが、岐阜県より、かぼちゃの会ご一行様が当圃場を視察に来られました。
日射が必要なかぼちゃに、日光を遮るような設備を設置して育つのか、実の付き方、大きさ等を皆さん真剣にご覧になられ、興味津々のご様子でした。
2016年7月 収穫
収穫を迎えました。
全体的に実は小ぶりで、収量は残念ながら8割を切ってしまいました。
原因としては、日射の確保が十分ではなかったこと、肥料の与え方などが考えられる他、圃場の水はけが悪く、比較的乾燥した土壌を好むかぼちゃの栽培には不向きな土地だったのかもしれません。
収量が8割に満たなかったことは残念な結果であるとともに、私共の力不足を痛感させられました。この研究結果を基に来年はどういった栽培方法に取り組むか、土壌の改良やかぼちゃ以外の作物への転作も視野に、来年以降収量、品質ともに良好な作物が生育できるよう研究、試行錯誤を繰り返して参ります。