■場所:静岡県浜松市浜北区
■作物:榊(以前:休耕地、お茶)
■面積:1000㎡
■設備容量:39.6kW
■作付け:2016年3月
■収穫:4年目以降、便宜
2016年3月 作付け
当圃場は、営農型発電設備導入以前は休耕地だった農地です。休耕地となる以前はお茶を栽培していたことから、お茶栽培を想定した設計をされていますが、施主様のご要望により榊の栽培を行っております。
通常の榊の営農型発電に見られる日射をほとんど遮ったような圃場ではないため、他の榊圃場と日射量による違いが榊の生育にどういった影響を及ぼすのか、本当に榊は日射をほとんど遮っても成長するのかなどの比較研究が可能です。
苗木は40cm程の2年物を植え、収穫は苗木が成木となる作付けから4年目以降を予定しております。その間も、生育の様子を報告して参ります。
2016年6月 作付けから3ヶ月経過
樹高に平均して3cm程の生育が見られました。生育度合いは畝によってマチマチで、圃場中央よりの日射が最も遮られる畝の生育が顕著でした。
2016年9月 作付けから6ヶ月経過
3ヶ月前からの生育量は平均して4cm程と順調に成長し、作付けから6ヶ月で7cm程生育しております。生育度合いの傾向は3ヶ月前の調査と変わらず、圃場中央よりの畝の生育が顕著で、東側及び西側の生育は中央よりの畝に劣ります。
特に西側の畝は東側よりさらに劣り、葉色が赤く変色してしまっている物も見受けられます。これは営農型設備で遮ることができない西日の強すぎる直射日光や、日射による土壌の乾燥が考えられます。